止める・蹴るの第一歩!トラップを意識してプレーの幅を広げよう

2017年4月23日オフェンス

trap

コートの狭いフットサルでは足の裏でのトラップをよく使います。

相手との距離や次のプレーに応じてトラップを使い分ける事が出来れば、相手は簡単には近寄って来れなくなります。

トラップ

コートの狭いフットサルでは足の裏でのトラップをよく使いますが、ちゃんと理由があります。

足の裏を使う事で自分とボールとの距離をあける事なくボールをコントロールできるというのが一番の理由です。サッカーでよく使うインサイドでのトラップは、足からボールが離れる一瞬の隙を狙われてディフェンスがボールを奪いにきます。

逆に、相手との距離や次のプレーに応じてトラップを使い分ける事が出来れば、相手は簡単には近寄って来れなくなります。

ボールコントロールに自信がなく、相手からのプレッシャーに弱い人は、トラップを工夫する事で自分のペースでプレーしやすくなります。

トラップの種類

理屈っぽい説明になりますが、トラップの種類を分けると3つに分けることができます。

状況にあった選択をするために、どういう時にどんなトラップをするのが良いのか?と、それぞれの違いを考えながら練習して見てください。

ボールを止めるトラップ

自分の足元でピタッと止めるトラップです。フットサル特有の足裏でのトラップがその代表です。

ボールを止めた後、すぐにボールをコントロールできる位置で止めることで、次のプレーの選択肢の幅を広げることができます。相手ディフェンスが適度に離れている場合、相手の動きに合わせて仕掛けることができるため、相手はボールを取りに来づらくなります。

逆に、相手が近くにいる場合、足を出すだけでボールを奪われるリスクが出てくるため、次で紹介する動かすようなトラップをするか、自分の体を壁にして相手と逆側の足でボールを止めるようにトラップをする必要があります。

詳しくは別の記事で説明していきます。

ボールを動かすトラップ

自分が次にプレーする方向にボールを先に転がしてしまうようなトラップです。サッカーのトラップをイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。

相手が取りにくく、自分が取りやすい位置にボールを転がすことで、次のプレーを優位に進めることができます。上手な選手の場合、このトラップだけで相手を抜いてしまいます。

逆に、中途半端な場所にボールを転がしてしまうと、相手ディフェンスがボールの間に体を入れて来て、ボールを奪われてしまいます。コートの狭いフットサルでは、動かすトラップの動かす先をしっかり意識する必要があります。

詳しくは別の記事で説明していきます。

トラップしない(ダイレクトプレー・スルー)

自分へのパスをそのままシュートやパスをしたり、わざと避けて後ろにいる味方にボールの処理を任せるというプレーもあります。これをトラップと言っていいか迷ったのですが、ボールを受ける時の選択肢の一つとしてトラップのページに載せることにしました。

ダイレクトパスやダイレクトのシュートはプレースピードをあげることになり、相手ディフェンスの対応をずらすことができるので、積極的に活用していきたいところですが、判断力の速さやキックの正確性が求められるので、高度なプレーになっていきます。

詳しくは別の記事で説明していきます。

まとめ

フットサルやサッカーは足でボールをコントロールするという性質上、正確なプレーがしづらい競技です。サッカー日本代表の試合を見ていると、必ずと言っていいほど、松木さんが「止める・蹴る」というキーワードを口にしています。

その止める技術=トラップです。戦術に詳しくなっていっても、この止める・蹴るの技術の向上なしではフットサルで活躍するのは難しいものです。

なんとなくではなく、意識してトラップしていくことで、プレーの幅が広がっていくのではないでしょうか。