フットサルのコーナーキックの正しい守り方

コーナーキックのディフェンスは基本的な対応方法については大体決まったパターンがあります。コーナーキックはディフェンス側の方が有利なセットプレーと言っても過言ではないくらい、対応しやすいセットプレーです。相手のコーナーキックになったら素早くポジションを移動しながらマークを確認して攻撃に備えましょう。

コーナーキックはピンチではない!?

コーナーキックをダイレクトでシュートされて失点した!という経験はありますか?

意外とそんなシーンが思いつかないのではないでしょうか?

フットサルのコーナーキックはサッカーほど危険な状況ではありません。
つまり、タッチラインを割るようなボールをスライディングでサイドに蹴り出す選手をよく見かけますが、その必要はありません。

コーナーキックが危険じゃない理由

コーナーキックはディフェンス側の方が有利なセットプレーと言っても過言ではないくらい、対応しやすいセットプレーです。

コーナーからシュートを直接狙った場合、ボールにカーブをかけるか、人(=ゴレイロ)にぶつけるしかゴールを決めることはできません。
しかし、どちらの場合もゴレイロが油断していない限りは簡単に止めることができます。

残りの選択肢のパスについても、ニア、ファー、トップの最大でも3つしかパスコースがありません。ディフェンス側はゴレイロを含めた5人で守るので、正しい対応が出来ていれば、コーナーキックからの失点はほぼなくなります。

コーナーキックの守り方

コーナーキック時の典型的な守り方を2つ紹介します。相手のコーナーキックになったら素早くそれぞれのポジションに移動しながらマークを確認してきましょう。
ゴレイロの指示に従って、素早くディフェンスの陣形を組んでしまいましょう。

Y型: 2-1-1

ニアサイド:2人
中央:1人
ファーサイド:1人

ゴレイロはタッチライン寄りでニアをケアします。

ニアをケアするフィールドプレイヤーの1人はタッチラインから1、2歩内側に立ち、中央へのパス、シュートをブロックします。
タッチラインの上に立たないのは、ゴレイロからキッカーの視線を通すためになりますが、ゴレイロによっては、タッチライン上に立つことをリクエストしてくる人もいるので、指示に従ってポジションを調整しましょう。

もう1人のニアのディフェンスはショートパスからのシュートをブロックします。シュートを打たせないかつ抜かれないことを重視して、パスが出た時点で距離を詰めてしまいましょう。

残りの二人+ゴレイロがトップへのパスとファーへのパスを対処します。
中央に走り込んでくる敵への対応が遅れると失点しやすくなりますが、全員が自分のマーク+中央を意識するイメージで守ります。

通常はこのフォーメーションで守る方が守りやすいと思います。

BOX型:2-2

ニアサイド:2人
ファーサイド:2人

ゴレイロは全員のほぼ中央を守ります。

ニアサイドのケアはY型の時とほぼ同じですが、ゴレイロが中央をケアしている分、役割分担が変わってきます。
タッチライン側の選手はシュートやタッチライン上を通すようなパスは確実にブロックする必要があります。逆に、中央に通されるボールについては、ゴレイロが対応できるので、各自が自分のマークに集中しやすいフォーメーションと言えます。

ロングボールや浮き球でトップやファーにボールをまわしてからシュートを多用するようなチームにはこちらのフォーメーションを使うと効果的です。

まとめ

サッカーのイメージで、コーナーキック=ピンチというイメージを持っている選手が多い印象ですが、フットサルのコーナーキックは攻撃パターンが少なく、それほど失点に結びつかないため、落ち着いて守りましょう。
失点に結びつくとしたら攻守の切り替えが遅く、ディフェンスがポジションにつけていない場合やマークがずれてしまった場合などが多いため、しっかり走ってコミュニケーションをとっていれば、自信を持って守りきることができるようになります。

ミゲル・ロドリゴ(フットサル日本代表監督) (著)