フットサルで動きすぎる人・動かない人の特徴と対策
フットサルをしていると味方の動きが自分のイメージと違って噛み合わない・・・という経験をしている人は多いと思います。
特に「動きすぎる人」と「動かない人」はよく見かけます。
動きすぎる人と動かない人の特徴を知ることで少しでも連携できるようになっていきましょう。
動きすぎる人の特徴と対策
「動きすぎる人=頑張って走り回っている人」なので好感は持てるのですが、他の味方の邪魔になったり、パスを出すタイミングが難しかったりと同じチームにいると結構苦労するんですよね。
そんな動きすぎる人の特徴は大きく分けると「動き方を知らない」か「ボールのコントロールが苦手」な人に多いです。
動き方を知らない人
どう動いていいか分からないから頑張って走る!っていうパターンですね。このタイプの人は逆に言えば、どう動いていいかを教えてあげるだけで改善できます。
ケブラやエントレリネアスの動きを中心にタイミングよく止まったり、方向転換、緩急をつけること方法やメリットを伝えてあげてください。
ボールのコントロールが苦手
トラップやトラップ後のボールコントロールが苦手な場合、ディフェンスとの距離を取ってボールを受けたくなり、必要以上にディフェンスから距離を取ろうとして動き回ってしまう人がいます。
根本的な解決には、地道にディフェンスがいる状況でのトラップやボールコントロールを身につけてもらい、自信を持ってもらうのを目指しましょう。
目先の対策としては、ディフェンスのプレッシャーの弱まりやすいサイドライン寄りのワイドに開いた状態でのポジションを取る方法を覚えてもらうのがいいでしょう。
動かない人の特徴と対策
「動かない人=サボっている人・体力のない人」でない場合、「動き方を知らない」か「味方を信頼できていない」か「ボールコントロールに自信がある」人が多いです。
動き方を知らない
フットサル歴の浅い人に見受けられる原因で、どう動いていいか分からないので、邪魔にならないように動かないという人がいます。
まずは間違っててもいいから考えて動くことから始めてもらいましょう。他のプレイヤーの邪魔になったり、意味のない動きをすることもあると思いますが、怒るのではなく、周りの人の望む動きはこういうプレーなんだということを教えてあげる。それが出来たら褒めるという流れで徐々に動くことに慣れてくれるでしょう。
そのあとは、オフェンスでは、パスをしたら動くこととパスコースのある場所を探すこと、ディフェンスではマークを見つけてついていくこととマークの受け渡しを覚えてもらい、チーム戦術や個人戦術を覚えてもらうという流れになります。
味方を信頼できていない
ボールコントロールの上手いフィクソに見受けられる理由です。フィクソが攻撃参加に上がった時にフォローに動く味方がおらず、カウンターにあうのを嫌ってフィクソが底に止まる選択をしているパターンです。
周りの味方がフォローの動きを覚えるしかないのですが、フィクソのプレイヤーが攻撃に上がらないから味方がフォローに下がらないという悪循環が発生しています。勝敗が重要な試合ではフィクソの判断に任せるとしても、練習などのミスをしてもいい場面では、フィクソのプレイヤーには積極的に攻撃参加してもらい、味方がフォローに回る場を作っていくようにしましょう。
ボールコントロールに自信がある
ピヴォや攻撃的なアラによくいるパターンです。足元にパスを貰ってそこから攻撃できるイメージを持っている場合に、動かずにパスを待っているという状態です。
まずは、しっかりコミュニケーションをとって相手の望むプレーを聞いてみることから始めましょう。恐らくパスコースが通っているなら、まずはパスを通し、1vs1のフォローとしてファー詰めやロスト時のフォローなどに回って欲しいという人が多いです。
その流れで、チームとしてチーム戦術に合わせて動く時と個の力で1vs1を軸に攻める時をすり合わせていくことで、チームとして攻撃パターンを増やしていくことができます。
まとめ
動きすぎや動かないプレイヤーがいるとチームとしてまとまりづらいのですが、下手くそだからとか考え方が合わないと冷たく当たるのではなく、相手が何故動きすぎているか?何故動けないのか?を把握することで、どうすれば一緒にチームとして動いていけるのかを考えることができます。
この記事での傾向と対策はあくまで一例ですが、これをきっかけに何故動きすぎるのか?何故動けないのか?をそのプレイヤーと一緒に考えて対策を取ってもらえると嬉しいです。