ファー詰め:フットサルで最も得点力のあるプレー(セグンドパウ)

2017年4月24日オフェンス, チーム戦術, 戦術

ファー詰め

フットサルはサッカーと比べてゴールが小さくいこともあり、ゴレイロが上手いと簡単に得点することができません。
そんなフットサルにおいて、最も得点力があると言える戦術がファー詰めです。
上手いチームをみていると、必ずファー詰めの動きをしています。チーム内で意識的に取り組んでいくことで、得点力が大きく伸びるので、ぜひ意識してみてください。

ファー詰め(セグンドパウ)

シューターのファーサイドのポスト周辺に2人目のプレーヤーが走り込み、シュートを折り返して決める動きになります。
フットサルで最も得点を入れている動きと言っても過言ではないでしょう。

通常、シューターが狙えるコースの大半は相手のゴレイロがブロックしています。
この時、ファーサイドに走り込んでいる味方がいれば、ファーサイドにグラウンダーの強いシュートを打つことでゴレイロの少し外側にもシュートコースができ、枠を外れても味方がフォローしてくれるという状況が生まれます。

ファー詰めのコツ

シューターが意識すること

「ファーサイドに早くて低いシュートを打つこと」です。
基本的にはファーサイドにシュートを打つ意識で、外れても味方がフォローしてくれるというぐらいの意識の方がいいシュートになります。パスのつもりだとボールスピードが遅くなってディフェンスにカットされたり、ゴレイロに読まれてしまいます。
もちろん、余裕がある場合は、しっかりゴレイロと味方の動きを見てファーへとパスを送ることで確実に得点に結びつけることができます。
また、ファー詰めをする味方が合わせられることが前提になるので、足元で扱えるグラウンダーが基本になります。

ファー詰めをする人が意識すること

「シュートのタイミングに合わせてファーに入ること」です。
タイミングが遅すぎるのは言うまでもないですが、早すぎてゴール前で待つ感じになるとディフェンスにカットされるリスクが上がります。
しっかりフェイクをいれて、自分のマークをふりきってゴール前にはいるようにしましょう。

ファー詰めの参考動画

実践の中でパラレラからのファー詰めをスロー再生している動画です。

ファー詰めする人のボールタッチを詳しく解説しています。

まとめ

強いチームのプレーを見ていると、必ずというほど、シュートに合わせてファーに走りこんでいる選手がいるのに気づくと思います。
それぐらい、ファー詰めは戦術というほど難しくない上に、とても効果的なプレーです。
ただ、シューターとのタイミングが合うかどうかだけがポイントになるので、チームで何度も練習して息を合わせていくことが重要になります。