オフェンスのセットプレーの基本:チョン・ドン

2017年10月8日オフェンス, チーム戦術, 戦術

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キックインで使える一番シンプルなセットプレーです。
チョンと落として、ドンとシュートするというだけの戦術ですが、意外と難しいんです。

キックインを蹴る人とシューターの呼吸が合っていることが絶対条件ですが、少しコツを覚えたらいつでも、どこでも、誰とでも出来るセットプレーなので、是非覚えてください!!

チョンドンはどんなプレー?

キッカーがチョンとボールを蹴って、シューターがドンとシュートするだけのプレーです。単純なプレーですが、チョンドンとファー詰めだけで点が取れます。

通常、セットプレーは事前にチームで練習して合わせておく必要がありますが、チョンドンに関しては知っていればできるぐらいの難易度です。強いシュートを打てる人が一人いれば、それだけで強力なセットプレーになります。実際、僕がいるチームではワンデー大会の当日に教えてもらい、その日のうちにチョンドンだけで3得点あげています。

細かい説明より、参考動画を見てもらった方が早いと思います。

参考動画

チョンドンのコツ

チョンドンのコツは3つです。

チョンドンで一番大事なことは、全力でシュートを打つことです。
基本的に、チョンドンはシュートを打つことがバレているセットプレーです。そのため、威力のないシュートは相手に止められます。全力で打ったシュートはたとえ壁に当たっても、また外に出てやり直しができる可能性が高いです。

次に大事なことは、キッカーの蹴り方です。足の裏でボール1個分ぐらい前に転がし、走っている場所に置くようなパスを出してあげてください。チョンドンを知らない人でも、キックインに走りこんで行けばパスをくれることは多いのですが、インサイドキックで足元にパスを出してくる人が多いです。走りこんでいる味方に向かって転がっていくパスを出せば、足が合わずにシュートを打てないことが多いです。本当に、チョンとするだけでOKです。

最後に、味方がチョンドンすることを感じとったらファー詰めに走ってください。シューターのコツでも伝えた通り、チョンドンはバレてます。上手いシューターでも、普通のゴレがいればほぼ全て止められます。逆に、チョンドンのファー詰めに関しては、ほとんど反応できません。

チョンドンを狙うシーン

コートの大きさやシューターのキック力にもよりますが、第2PKより少し相手ゴール側ぐらいからは全てシュートレンジと思ってプレーしましょう。コーナーキックやそれに近い場所からのキックインでは、角度がなくて難しいので無理する必要はありません。

強力なシュートを打てるメンバーがいる場合、キックインは全てチョンドンを狙ってくるチームも見たことがあります。

チョンドンの応用は?

チョンドンはすぐに相手にバレます。が、ここから応用のプレーに派生させることで相手の裏を書くこともできます。

縦に舐めてシュート

シューターが走りこんでシュート!、と思わせて、そのまま縦に舐めてシュート!
この時、ゴールライン側のスペースを使うことになるので、キックインのポジションがハーフラインに近い時はゴールまでの距離が縮まって、シュートを狙いやすくなります。逆に、ゴールラインぎりぎりまで行ってしまうとシュートコースがなくなります。味方プレイヤーが第1PKあたりに走りこんであげることでパスコースを作れば得点できる可能性が一気に上がります!

ヒールで落としてシュート

シューターが走りこんでシュート!、と思わせて、ヒールでキックインをしたプレーヤーに返して、中ドリしてシュート!

このプレーのために、右サイドからのキックインでは、右利きの選手がシューター、左利きの選手がキックインを蹴るのが理想です。もちろん、逆サイドは左利きのシューターと右利きのキッカーがいいですね。

まとめ

チャンスがあればどんどんチョンドンを狙っていきましょう!

単純な攻撃ですが、失敗してももう一度マイボールになる可能性が低くはないので、相手が嫌がるぐらい打ち続け、慣れてきたことに応用バージョンの違う動きを混ぜていくのが有効です。

個サルなどでやると嫌われると思いますが、ワンデー大会などでは、チョンドンを知らない相手も多いので有効な戦略になるのは間違いないです。